DALL-E、Stable Diffusion、Midjourneyをはじめとする画像生成AIが話題です。
様々なサービス、アプリが乱立する中、全クリエイターがお世話になっている天下のAdobeが画像生成AIサービス「Adobe Firefly」を発表しました。
Adobe Fireflyへのアクセスは以下から可能です。(2023年7月時点でベータ版です)
https://firefly.adobe.com/
なぜ「クリエイターのための画像生成AIの大本命」なのか?
その理由はいくつかありますが、まずは「商用目的で利用できる」と明示されていることです。
※今すぐではなく「ベータ段階が終了したら」です。
そして最大の特徴は、エンタープライズ版を契約すると、Fireflyで生成したコンテンツについて、アドビからIP(知的財産)補償を受けることができます。これは、万が一、知的財産に関する法律上の訴訟が発生した場合に、アドビが法的弁護を引き受け、金銭的損害賠償を支払ってくれるというものです。
詳細な条件などはこちらのFAQをご確認ください(英語)
これは、トレーニング段階から著作権に配慮しているアドビの姿勢・自信の表れであり、クリエイターにとってはこの上ない安心感です。
Adobe Fireflyでできること
記事執筆時点(2023年7月)のベータ版で提供されている機能です。
テキストから画像を生成
画像生成AIといったら、これが最も一般的なもの。
Stable Diffusionなどに慣れていると、絵柄が少し独特な感じがします。
生成塗りつぶし
画像の一部を消したり置き換えたりできます。
上の画像の猫を犬に変えてみました。
テキスト効果
文字のシェイプの中に画像を生成します。
効果的に使うにはセンスが必要そうです。
生成再配色
SVGをアップすると配色を変えてくれます。
以下の画像を変えてみます。
取得元:https://freesvg.org/hen-and-chicks-cartoon-style-vector
いかがでしたしょうか?
正直なところ、癖がつよいので目的の画像を生成するにはプロンプトの研究が必要そうというのが印象です。
おそらく、SVGの再配色をしてくれる「生成再配色」が一番使えそうです。
Discordコミュニティに参加
Adobe Fireflyですが、Discordのコミュニティが用意されています。
右上の「Discordに参加する」ボタンから入れます。
日本語でやり取りができるチャットも用意されているので安心です。
特に費用がかかるものでもないので、興味がある場合は、とりあえず入っておいて損はなさそうです。
最終更新日: 2024-08-23