eラーニングの導入を検討するなかで目にするのがクラウド型eラーニングというものです。口コミなどを見てもクラウド型を勧める声が多いですが、従来のイントラネット型とはどう違うのでしょうか。ここではクラウド型eラーニングのメリット、デメリットについてまとめていきます。
eラーニングのイントラネット型とクラウド型とは?
eラーニングの提供方法には2パターンあり、従来のイントラネット型は自社サーバー内にeラーニングシステムを構築するものになります。イントラネット型は社内、もしくは外部からの決められた方法でのみ接続が可能な環境で運営する方法です。
対してクラウド型はサービスを提供している会社のeラーニングシステムにインターネットを介して接続する方法となります。
クラウド型eラーニングのメリットとは?
クラウド型eラーニングは外部に構築してあるシステムに接続して利用する形になるため、自社サーバーにシステムを構築するよりも安価でeラーニングを開始することができます。また管理も外部の提供会社が行ってくれるので、自社でシステムの管理をする必要もありません。システムのバージョンアップや機能の追加なども提供会社側で行ってくれるため、機能面や研修内容の充実を図ることもできます。
またクラウド型eラーニングシステムのメリットとして、災害やテロ対策の有効性がしばしば挙げられます。システムやデータを複数拠点で管理、運営している企業が多く、予想外の事象によりシステムやデータを管理している拠点を一つ失なったとしても、別の拠点にもシステムやデータが残っているためサービスを提供し続けることが可能となるのです。これは自然災害の多い日本において、eラーニングの利用側、提供側ともに重要なポイントとなります。
クラウド型eラーニングのデメリットとは?
クラウド型eラーニングで確認して欲しいのが、提供会社のセキュリティ対策が自社のセキュリティレベルと合致するかという点です。
インターネットを介してeラーニングを利用するため便利ではありますが、セキュリティ対策が不十分である場合、ウイルスや攻撃から弱く安心して利用するには少々心許なくなってしまいます。もちろん、セキュリティに100%ということはありませんが、少なくとも自社のセキュリティレベルと同等以上のものを選別する必要があります。
クラウド型でもっと手軽にeラーニングの導入を
初期費用や導入の手軽さを考えると、eラーニングはクラウド型がお勧めです。提供会社も多いため、自社のスタイルに合ったサービスを探しやすいのも特徴です。
また提供会社によっては利用人数に制限がある、カスタマイズの有無やモバイル対応など、誰がどのように利用するのかを想定しながら提供会社を選定するといいかもしれません。
最終更新日: 2022-06-23