スキルや知識を身につけるために、社員研修はとても大切です。しかし社員研修を実施するうえでネックになることの一つが「時間」ではないでしょうか。
本来であれば、業務時間内に社員研修を行なったり個々が勉強できる時間を設けられるのが一番良いでしょう。しかし実際には、なかなかまとまった時間を取りづらいのが現実です。
そこで提案したいのが、マイクロラーニングという手法です。今回は新しいeラーニングの手法でもあるマイクロラーニングについてご紹介します。
マイクロラーニングとは?
マイクロラーニングとは直訳すると小さい学習、つまり短く区切られた学習手法のことです。
集合研修や従来のeラーニング研修では、一回の研修受講時間が30分~1時間程度などある程度まとまった時間が必要でした。しかしマイクロラーニングでは、一回の研修を数分程度、例えば5分程度の短いものにして、手軽に学習することができるようにしたのです。
通常業務を抱えながら研修を受けるのが時間的に難しいという社員に対し、マイクロラーニングは役に立ちます。
マイクロラーニングのメリットとは?
マイクロラーニングのメリットは何と言っても時間と場所を選ばないというところでしょう。マイクロラーニングは1つの研修が数分で受講できるよう短く作られています。また、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスを使って受講することが可能です。そのため、通勤時間や休憩時間などのちょっとした隙間時間で学習ができるため、役職があって忙しい社員でも受講がしやすくなります。
マイクロラーニングのデメリットとは?
短時間で気軽に研修を受けることが可能なマイクロラーニングですが、デメリットはあるのでしょうか。
知識の習得に関しては、マイクロラーニングはとても画期的な研修法です。一方で、実際に現場で役立つスキルやひらめきなどについては、実践や他者との交流により習得できる部分も多くあります。
短時間かつ自分のペースで研修を受講可能なマイクロラーニングは、とても便利な学習法ですが、それだけで社員研修の全てをカバーできるかといえば、そうではないかもしれません。通常の集合研修との組み合わせが必要と言えるでしょう。
マイクロラーニングで隙間時間を有効活用
1コマ数分という短時間で研修が可能なマイクロラーニング。スマホやタブレットなどを使用するため、隙間時間を有効に活用することが可能です。
またマイクロラーニングは知識を習得するのに特化した研修法です。そのため集合研修を合わせて活用することで、より質の高い研修を提供できるでしょう。