eラーニングアワード2018。講演レポートを続けます。
株式会社プロシーズ ラーニングパートナー事業部 リーダー 池辺 直樹氏による、「最新事例を紹介!eラーニングで『学びたくなる』3つのポイント~2000件以上の事例から厳選!学習効果の上がるeラーニングの作りかたがわかる!~」講演を聴講してまいりました。
受講者が学びたくなる教材作りで「満足感を上げ」「受講をさらに促し」「受講率が上がる」ステップを踏むためのコツを、たくさんお聞きすることができました。
eラーニングを学びたくなる3つのポイントとは?
以上の3つがポイントです。詳しく見ていきましょう。
「受講者の気持ちになりきる」eラーニング教材とは
受講者の気持ちになるためには、受講者がやる気を失うポイントをまずは押さえておく必要があります。たとえば、
×集合研修のパワポをそのまま利用
×操作性が直感的でない(
×教材が勝手に始まる
×エラーが多い
といったことは、確実に受講者のやる気をそいでいきます。これらを排除したうえで、受講者の気持ちになった教材作りをしていくそうです。そして、受講者目線に立って、自ら学びたくなる教材にするためには、「
「受講者に小さい成功体験を与える」具体例
挫折せずに学習を続けさせるためには、モチベーションの維持が大切です。そのため、細かいところで受講者の成功体験を与えてあげるようにします。
などといった細かい工夫を施し、小単元ごとに達成感を味わえるようにしていきます。
頑張れば超えられるハードル設定について
eラーニングには適切なハードル設定が重要です。困難すぎる課題はあきらめてしまう受講生を増やしますし、逆に簡単すぎても達成感を得られません。ハードル設定は超えられるギリギリのところが望ましいのです。また、受講者が「考える」仕組み作りも、程よくやる気を刺激します。
eラーニングは積極的に選ばれることで効果が上がる
eラーニングは時間や場所に縛られない分、積極性が求められます。また、面白さや体感なども今後は求められるようになってくるでしょう。ポイントを押さえた学ぶ意欲がわくeラーニングは、今後需要が増していくはずです。今回の講演は非常に興味深く、役立つお話でした。最後に講演の中で話された学習の展開例について提示しておきます。
実際のeラーニングの学習の展開例は以下のようなものになるそうです。
うまく学習展開をすることで、eラーニングの効果も上がりやすくなります。教育設計の意識は重要と言えそうです。
最終更新日: 2019-06-25