研修生のモチベーションに差がある・・・。研修ではつきものですが、あまりに差がありすぎると研修カリキュラムの組み方にも影響してきますよね。そこで、ある程度研修生のモチベーションを均一にするために、または研修生の個別の事情に対応しやすくするために、これまで座学で行っていた部分をeラーニングに換えた方法を採用する企業も増えています。
座学部分をeラーニングに換える
これまで研修といえば、研修生を集めて座学から始め、ある程度講義をしたところで演習やディスカッションに入る方法をパターン化していませんか?座学からスタートする場合、集められた研修生のモチベーションや基礎知識には、当然ばらつきがあります。研修受講に一定の条件をもうけても、多くの場合やる気がある受講生にとっては簡単すぎ、やる気のなさすぎる受講生は最悪寝てしまうといった状況を回避することは難しかったことでしょう。
そもそも座学はある程度自習に換える事ができる部分です。座学をどうしてもリアル講義で行わねばならないケースは、講師の経験に基づく「オフレコの話」を研修生に伝えたいときくらいかもしれません。公にはなかなか話しにくいけれども、現場の実情として伝えていきたい体験談は、リアルで聞くしかない貴重な講義でしょう。ですが、そのほかの部分は、自習やeラーニングに換えた方が効率がよく、研修生のモチベーションを測ることも可能になります。
実技や演習時点での基礎力を確保
通常座学で行っておいた部分をeラーニングに換え、「実技」や「演習」から研修をスタートするようにすることで研修生に一定以上の基礎力を持たせることが可能になります。座学スタートの倍、座学の内容が身についていても身についていなくても、時間の経過によって次の研修に進むことになります。ですが、eラーニングであれば、事前にテストをクリアさせるなど、「一定以上の知識の習得」を研修生に課すことができるのです。
また、学習管理の方法によっては、研修生の実力や得意不得意分野を知ることもできます。こういった情報をグループでの演習や実習の際に活かすことができます。得意分野が異なるメンバーを集めたグループ構成、または同種の知識を高めあえるように専門が近い人たちを集めるなど、意図的にグループを組むことができるでしょう。
モチベーションが均一だと効果が出やすい
研修のモチベーションや知識量が均一になると、研修効果が出やすくなります。特に、モチベーションが極めて低い研修生が紛れ込まないことは、研修の効果を確実に上げるためには得策です。研修効果を上げるために、eラーニングをうまく取り入れてみましょう。
最終更新日: 2019-06-25