英語は得意な人と苦手な人が分かれやすい科目です。また、大人になってからビジネスで英語を必要としても、なかなか英語教室に通っている時間も取れないもの。そこで独学自宅学習を行おうと思ったときに、必ずぶつかるのが発音と英作文の壁です。現在の30代以上が中学高校で習ってきた文法中心の英語教育では、ビジネス英語に対応しきれず勉強法もわからない。また、社員の英語教育を受けさせたくとも、なかなかまとまった時間をとることができない。そんな時は、ぜひeラーニングの活用をご検討ください。
英語をeラーニングで学ぶ
英語を習得する選択肢としてeラーニングが登場してから、英語学習の可能性はかなり広がりました。これまで、英語教室や学校に通って講師から直接学ぶか、参考書やCDなどを利用して自宅で学ぶかのおおむね2択で英語教育はなされてきたかと思います。このふたつが一定の成果を出してきたことは、疑いようもないですが、一方でこの方法では十分な英語習得ができなかった人がいることもまた事実です。
実際に中学高校大学と、トータル10年近く英語教育を受け続けてきても、英語を話せない、読めない、書けない人は多いでしょう。これはひとつはこれまでの方法が自分には合っていなかったから、もうひとつは画一的に集団で授業を受けることに理由があるのかもしれません。
英語教育の苦手意識をなくそう
日本人には「恥ずかしがりや」でまじめすぎるくらいの人がいます。こういった人は、「正しい文法の英語」でなければ口にするのが恥ずかしい、「集団の中で質問するのが恥ずかしい」などと考えて英語に苦手意識を持っていることがままあります。確かに集団で英語の授業を受けていると、聞き取れない・わからないところがあっても、「もう一度説明してください」とは言いづらいかもしれません。また、「質問をして授業を中断させるのが申し訳ない」といった気持ちになることもあるでしょう。
こういった個々の問題を解決する方法として個別指導がありますが、相手が人である以上、どうしても羞恥心はぬぐい切れないかもしれません。英語の苦手意識をなくすためにはまずは羞恥心を克服すること。そのためには、意外と相手が人間ではない方がよい場合もあるのです。
eラーニングは発音・動画にも対応
英語のeラーニングにはどのようなイメージをお持ちでしょうか。講師が一方的に講義をする動画や文法などのテストを行えるアプリなどは見たことがある方も多いかもしれません。もちろんそういった要素もeラーニングの魅力の一つ。eラーニングの長所として、何度も反復して自分が知りたい・ほしい部分だけを学習できるという点があります。通常学校の授業では、同じ授業を何回も繰り返して、ましてや一場面だけ反復して受講することはできませんが、eラーニングであればこれが可能です。そして、講師は人間ではないので、何回同じ事を聞いても怒らないという、非常にうれしい特徴があります。
さらに、eラーニングでは最近学校教育でも重視されつつある発音の要素も取り入れることが可能です。発音を認識して一定の正誤を解答する機能を付けることで、eラーニングを発音練習に使用できます。このように、eラーニングは日々可能性を広げており、元の教材やカリキュラムの独自性を損なわないオリジナリティあふれる制作が可能です。
英語の問題集はアプリでも
英語教育に試験はつきものです。もちろん、試験ではなく日常生活やビジネスの場に活かしたくて英語を学ぶ場合もあるでしょうが、多くの場合は試験が当然のようにくっついてくるでしょう。試験対策としては、やはり多くの問題を解くことが必須です。とはいえ忙しい日々の中、机に向かって十分な勉強時間を割くことは難しく、問題数を十分にこなせないこともあるでしょう。
パソコンに向かう時間すらない。そんな時にはぜひアプリの活用をお勧めします。スマホアプリであれば、通勤時間や隙間時間に数問解くだけでも積み重なれば一か月で100問以上の問題に触れることができる場合も!!書籍の付録としても問題集アプリは人気です。スマホの中に組み込めるため、荷物が増えない点もうれしいですね。
多言語対応も可能なeラーニングの進歩
eラーニングの進歩は著しく、対応可能なのは英語のみではありません。フランス語・中国語・韓国語などなど、多言語対応も可能になっています。対応可能な言語が増え対応ことで、日本に来る前の労働者候補や、留学生候補にeラーニングで日本語や日本文化について教えることが可能になりました。
近年増えつつある外国人労働者が、すんなりと日本に溶け込む助けにも、eラーニングは有効といえるでしょう。実際に日本に来る前に少しでも不安を払しょくし、事前学習を可能な部分をカバーする。喫緊の課題解決の役に立てることでしょう。
最終更新日: 2019-06-25